部下なし管理職の哀しい日常

部下はないけど管理職ということで、こき使われるオッさんの戯言

謎のまま

今週のお題「バレンタインデー」

バレンタインの時期というのは、入試の季節でもあり、中3のこの時期というのは、受験勉強真っ盛りで、とてもバレンタインどころではないですよね。

中3のとき、自分にも片思いの女の子がいて、その子からもらえるかなー、もらえないかなーって、前日はそればかり考えて勉強も手につかずの状態でした。

片思いとはいえ、なんとなく向こうも気にしてくれてるみたいな感じはあったので、ドキドキワクワクしながら当日を迎えたのでした。

ところが、当日の朝に先生から「バレンタインなんて浮れてちゃダメだ!勉強に集中しなさい!チョコ渡すのももらうのも禁止!!」って、当日に言われたもんだから、大騒ぎ。クラスの女の子はみんな意中の人に用意してたみたいで、悲鳴が上がったのをいまでも覚えてます。

そんなことがあったために、その子が自分にチョコを用意してくれてたのかどうかもわからず終いで、改めて聞くのも変だし、そのままとなってしまいました。

それから別々の高校に進学したために会うこともなくなり、いつしか記憶も薄れていきました。

と、ここまではまあまあ良くある話でしょうか?


さて、高校を卒業して東京の会社に就職し社会人になり、ハタチも何年か過ぎた頃。帰省して、その子の家の電話番号をなんとか調べて電話して、7〜8年ぶりに会うことになり、ドライブしてお茶してと楽しい時間を過ごして、その日は別れました。

でも、話足りなくて、翌日もう一度会った。そのときに、中3のバレンタインのことを聞いてみた。

彼女は、優しく微笑みながら「ないしょ」と一言。

なんとなく用意してくれてたんだなーって感じで、とても嬉しかった(^ ^)

お互い口には出さなかったけど、なんとなく、彼女も自分のことを好きだったんだなーって、勝手に解釈してました。


でも、彼女に会えたのも、そのときが最後。

答えは、謎のまま…

たぶんずっと謎のまま。

もし、あの時チョコをもらえていたら、たぶん今とは全然違う人生歩んでたろうなーって思うのですが、どうでしょうね?