部下なし管理職の哀しい日常

部下はないけど管理職ということで、こき使われるオッさんの戯言

バッグをオーダーしました

とうとうビジネスバッグをオーダーしました。

結局、市販されているバッグでは、どれも満足できないから。

オーダーに至るまでに、百貨店を巡りいろんなブランドやメーカーの現物を手に取り、ネットで調べた工房的なところも外回りや出張のついでにショップを回ってみたり、メールで問い合わせてみたり。

 

ネットの写真では「これだ!」というものも、現物を見るとイメージが全然違っててがっかりということが多い。

当然見た目が良くなるように写真撮影するから、現物見ると「これ同じものですか?」と感じることもしばしば。

 

一番がっかりしたのは、自立できないバッグに、中に詰め物をして自立させて写真撮られていて、現物見た時には心の中で「詐欺だな…」と呟いてしまったほど。

 

あとは、サイズはいいんだけど中の構造が今ひとつとか、内部にポケットが足りないとか、ほとんど理想の形なんだけどサイズが少しだけ大きいとか…

まあ、本当に理想のものってないですよね。

 

そんな状態が2ヶ月ぐらい続き、オーダーするしかないかなと思い始め、今度はオーダーできるところを探し始めた。

(自分に作る技術があれば自分で作りたいのですけどね)

 

カスタムオーダーできると書いてあるところも問い合わせてみると、革の色や種類、ステッチの色なんかは変更できるが形や構造は用意してあるものから選んでというのが、7割ぐらい。

自分が望む形で一から作れるところも、メールで問い合わせても全くレスがないところ(やる気あるのかな?)や、その形は無理と言われるところがほとんど。

 

「できますよ」と言われたところも、値段が予算の倍以上という、私みたいな庶民はお呼びじゃないお店は、涙を飲んで断念。

 

そんなことをやっていたら、都下の小さな工房さんを発見。お店のサイトに書いてあったことが、まさに自分が感じていることなのでメールでこれまでの経緯や要望をつたえたところ、「問題なくできるし、価格もこれぐらい」という回答をもらえて、では一度伺いますということに。

 

後日、お店にお伺いすると、お世辞にもきれいなお店ではなく、店内も雑然としていたので、大丈夫かな?というのが第一印象。

でも、今まで検討したバッグのこの部分がいいとか伝えてあったものは、そのバッグのwebページをプリントアウトしてくれていて、希望を伝えるのがとっても楽。

こちらは素人なので、希望を伝えるのも「こんなイメージ」とか「こんな感じ」とか抽象的な言い方になるが、そこから具体化してくれて助かりました。さすがプロです。

 

数日後に仕様書と見積書がメールで届き、いくつか気になったところをやりとりして、発注。

 

できてくるのが楽しみです。

 

ところで、オーダーすることになり思ったのは、

・ブランドものは確かにカッコよかったりステータスだったりするけど、実用としては構造とかサイズとかがいまひとつ

・国内外のバッグメーカさんが作るのは、それなりによいものもあるが、理想的なものはなかなかない。

・バッグのデザインとか設計する人って、商品化する前にプロトタイプとかで、実際に使うことはないんだろうな。もし使っているのなら、ここはこうしないでしょうと感じたりとか、半年で型崩れしてがっかりしたとか、サイズが中途半端とかはないような気がする

・今回オーダーしたものは現時点では希望の通りだが、使い始めればあーすればよかったとかこーすればよかったとかでてくるだろうなと。これはしょうがないね。

 

ほんと、レザークラフトの技術を身につけようかなと思います。